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「資産の継承」

東京ヘリテージサービス編集の茂木です。

寒さ厳しい今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?個人的な話で恐縮ですが、春から秋にかけて、週末は趣味の自転車で忙しくしている私にとって、冬場はまさに充電の季節……といえば格好良く聞こえますが、寸暇を惜しんでスキーに行ったりしたのも今は昔、ここ数年は別段何をするでもなく、炊事、洗濯もろもろと、穏やかに過ごすことが増えつつあります。
そんな私にとって冬場の唯一の楽しみといえるのが「食」。特にこの季節の主役といえば鍋をおいてほかにありません。しかし、30歳を過ぎ食も細くなってきた私にとって、海の幸・山の幸をたくさん食べた後のシメのうどん、雑炊が少し重く感じられます。

そこで最近、我が家でも大変重宝しているのが、四角い切り餅を1ミリ程度の厚さにスライスした「しゃぶしゃぶ餅」。土鍋の中で2~3秒ひらひらすれば、程よい加減に柔らかくなってくれる優れもので、手間もかからず食べ残すこともありません。

このしゃぶしゃぶ餅。餅を薄切りにしただけの代物と言われればそれまでですが、見方を変えれば、既成の、それも完成された商品と思われていたモノを見つめ直して、新しい価値を創造する行為です。社史を制作していると、このような発想の転換のドラマにしばしば出会います。まさにこの仕事の醍醐味といえるかもしれません。

その意味で、社史は発想や教訓の宝庫でもあるんです。実際、自社の社史を読んでいて新商品のヒントを得たという事例も耳にしたことがあります。それは会社が蓄積してきた「知恵という資産」の継承であり、言葉を置き換えればナレッジマネジメントと言えなくもありません。

これをご覧頂いている皆様にも、もう一度、そんな観点でお手許の社史を読まれることをお勧めいたします。厳しい経済状況が続く昨今、そこでサバイバルしていくさまざまなヒントが詰まっていると思いますよ。
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