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あたりまえの毎日を形にして

こんにちは、東京社史編集の黒田です。

あの国民的アニメ『ドラえもん』の映画が25周年を迎えました。第一作の『のび太の恐竜』が上映されたのが1980年のこと。そのころの私にとって、春と言えば桜、花粉、そしてドラえもんでした。洟垂れ坊主だった私が自分が今や体だけは一人前の大人になっている現実に、「ああ、もうそんなに続いているんだ……」と思わず嘆息せずにはいられません。当たり前のように毎年見ていた映画が、いつの間にか25年という歳月を越えてきたことは本当に驚きでした。

当たり前と言えば、私たちがふだん働く職場も、空気のように当たり前の存在です。私たちは毎日なぜそこで一日を過ごすのか、それは会社がそこにあるからだ――。とまではいいませんが、そのように感じるくらい当たり前のように過ぎて日常だからこそ、その歴史に対する認識というのは中々芽生えづらいもです。それでも、日々意識しなくても毎日が終るごとに少しずつ会社の思い出、歴史の年輪は重ねられていきます。ハイ、そうです。平たく言えば、それをまとめたものが社史なのです!

例えば、私がドラえもんの原作を読み返してその面白さに改めて驚愕し、当時映画館で買ったグッズを引っ張り出して感慨にひたり、海援隊が歌っていたテーマソングのCDを聴きながらそこに自分の成長の跡をたどり、ドラえもんが与えてくれたものを再認識する……。

これを、会社史に置き換えれば――、社史を読み返して「ウチの会社、結構凄いじゃん」と驚き、当時の製品の写真を見て「あ、これ作ってた時に入社したんだよな。……この時は大変だったなあ」なんて感慨にひたり、読み進むうちに先輩が体を張って作り上げてきた会社のDNAが自分の中に息づいていることを再認識する……。社史の持つ「モチベーションブック」としての側面がここにあります。

実際に社史の編集を担当していると、最初は「ウチの会社には人様に見せることなんて……」としり込みしていた担当者の方が資料を集めているうちにいつしか、「ウチの会社凄いよ! これも載せてよ!」と
ノリノリになってしまうこともしばしば。その結果予定ページを大幅にオーバーし、これは困ったと頭を抱えることもありますが、そこは編集者の腕の見せ所と自分に喝を入れ、ゲラと格闘するのは苦しくも楽しく、
この仕事をやっていて良かったと感じる瞬間です。

当たり前の毎日を形にしましょう。きっとそれは、私たちの心を若返らせてくれるだけではなく、後に続く後輩たちの道しるべにもなるはずです。
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